2005年08月30日

死ぬかと思った!ってなかなか言えないよ

本日は潜水塔での着衣泳の訓練です。『泳』っていうか『溺』です。さて、どうなったかというのを即決に言いますと。本気で溺れました。パニックになりました。水が怖くなりました。二度とやりたくありません。

いや~、10分間着衣で立ち泳ぎするのがこんなに辛いとは思いませんでしたね。「じゃあ、潜水塔で10分間立ち泳ぎだから」と教官に言われた時も緊張でカチカチになったけど実際に潜水塔の上に登ると顔面蒼白になるね。潜水塔って何?っていうと、いわゆるダイバー練習用の水深6m直径10mくらいのプールだね。そこに服を着たまま落とされるの。水が2mくらい抜いてあるから淵までスゲー高くて異様な圧迫感があるの。なんだろう、井戸におちた感じかな。絶対に自力では上がれない。

そんな中、10分間の立ち泳ぎのスタート。最初は順調なんだよ。ペースを掴めばこれなら行ける!!って思うの。でも、そんな気持ちは甘かった。必死な隣の人に蹴られたり、ダイバー用の機材を装備して潜っている"サメ"に重りを入れられたり、足を引っ張られたりされて、もう大変。後半になると、いったいいつに終わるのか分らないし、身体は本気で動かないし、でも動かさなきゃ沈むし、本当にパニックですよ。だって身体が沈むんだよ。もう浮かないんだよ。死んじゃうよ。もう後半なんてみんなの嗚咽や今まで聞いたことのないような叫び声、助けを求める声が響き渡って、もう地獄絵図ですよ。イメージてきには地獄の釜ゆでな感じ。プールに入ってる10人くらい全員がうめき声を出してるんだよ。だって本当にヤバいんだもん。

身体が限界だから命綱を握ろうとすると教官に綱を思いっきり緩められるし、はしごを掴んでやろうと思うと命綱を思いっきり引っ張られて「そんなの掴んでるんじゃねえ!」って怒鳴られるし。でも、なにかを掴まなきゃ、沈むし、沈んだら死ぬし。「このままじゃ死ぬ」って本気で思いました。そうなるともうパニックですよ。もうもがきまくりですよ。そんなことする方が沈むのにね。

そうやって、みんなひたすら水を飲み、涙を流し、嗚咽を漏らして、なんとか終了。丘に引き上げられても動くことができません。そんだけ苦しかった。「これで要救助者の気持ちがよく分っただろう」って、そりゃあ痛すぎるほどわかりましたよ。もう本気で二度と味わいたくないです。

P.S 今日の訓練の傷跡はかなり深かったらしく、珍しく自分は夜眠れませんでした。目をつぶると、顔までかかる水の音とみんなのうめき声が聞こえてくるんですよ~。ここまで精神的にやられたのは初めてです。


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